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原発事故後の群馬で暮らすためにあんど市民測定所ができること

選挙ですね。本当にきちんと選んでおかないといけないなと改めて思います。だって政治を自分たちの暮らしと分断して考えているようでは、選ばれた人たちが行う政策と自分たちの思いが一致するはずがないと思いませんか?

群馬で暮らしていると、もうなんだか何事もなかったみたいな感じが時々します。家族、友人、出会う人、原発事故前と何が変わったのかと思うくらいです。それでも確実に放射性物質は堆積しています。それだけは紛れもない事実です。数値が全てではありませんが、土壌は県内各地で確かに汚染されていました。今後瓦礫の焼却の影響もないとは言えません。それに汚染を可視化できるとはいえ、市民測定所で測っている主な放射性核種はヨウ素131とセシウム134,137です。福島第一原発から放たれた放射性核種はストロンチウムやプルトニウムなどをはじめ半減期の短さなど様々な意味で測定が困難なものが多くあります。つまり私たちが掌握できる汚染の現状には各地のモニタリングポストなども含め、ある程度の限界があるということです。だからこそそれはそのまま原発利権に絡んだ人たちの強みでもあるのです。ただでさえ群馬は空っ風という強い風が吹きます。たくさんの埃が舞い、それを吸い込むことで内部被曝するということは正直避けられないんじゃないかと思っています。それに加えて様々な食品からも被曝する可能性はあります。中でも肉や魚、卵や乳製品、加工食品などをあまりおすすめできないのは、私がマクロビオティックをベースとしているからではありません。それぞれのトレーサビリティと、放射性物質の生体濃縮という問題があるからです。それに放射性物質だけに限らず、世の中を流通している食品というもの自体、添加物や農薬、遺伝子組換えなどツッコミどころは多く存在しています。「出回っているもの=安全」という方程式は残念ながら成り立ちません。これらを踏まえて今後も必ず増えてくるであろう晩発障害という様々な健康被害と向き合っていけるように、市民レベルで多角的な認識が必要になってくると思います。若くもないですけど若輩ながら所長をさせて頂いているあんど市民測定所が今後できることが何かを考えていますが、放射能に対する恐怖心を抱き過ぎるのも免疫力を低下させてしまうし、逆に無関心なままでは内部被曝の可能性も当然高くなります。つまるところ、この現実にはポジティヴでありながら、きちんと向き合う姿勢が求められるわけです。

あんど測定所の「あんど」は「&」であり、「安堵」でもあります。「&」は暮らしと寄り添うことを意味し、「安堵」は思い切って測定所にいらっしゃることを切欠に、不安を少しでも解消して安心を持ち帰って頂けるようにという思いがこめられています。「測定する」ことからはじまる次のイメージは下のように(他にも)いろいろ考えられると思っています。

「測定する」→「放射線や放射性物質を考える」
「測定する」→「日々の生活の留意点を考える」
「測定する」→「放射能以外の食品の汚染を考える」
「測定する」→「人体のことを考える」
「測定する」→「チェルノブイリの事故を考える」
「測定する」→「日本と世界の歴史を考える」
「測定する」→「利権について考える」
「測定する」→「日米関係を考える」
「測定する」→「震災瓦礫の広域処理を考える」
「測定する」→「政府や東電のことを考える」
「測定する」→「家族の安全や避難のことを考える」
「測定する」→「原子力発電について考える」
「測定する」→「エネルギーについて考える」
「測定する」→「デモや勉強会に参加する」
「測定する」→「様々なボランティアに参加する」
「測定する」→「いつもと変わらず毎日を過ごす」

物理的に、統合医学的に、人道的に、歴史的に、政治的に、経済的に、宇宙的に、個人的に、
あらゆる方向から今目の前に起こっている事象を捉えることで、より本質的な生命の営みが見えてくるように思えます。我が家では外出した後はできるだけ塩番茶でうがいするようにしています。マスクもできる限りおすすめします。入浴や洗濯も。それぞれがそれぞれに、自分の、自分たちの身を守っていく意識を持っていけたらと思っています。
それから「東北も群馬も全てが汚染されているわけじゃない」ということも忘れてはいけないと思います。放射性物質はペンキを撒き散らしたようなイメージです。高濃度な箇所もあれば比較的低いところもあります。こういうところから生まれる差別、風評を避け、被害者にも加害者にもならないためには、上記のような事柄を少しでも多く理解していく必要があるのだと思います。
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by hisomi-tnp | 2012-12-12 13:47 | Save Our...
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