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hisomi a la mode

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冬の葛藤

歳を重ねると丸くなるなんてことを言うけれど、若い頃に感じた社会の矛盾なんかは寧ろ直感の通りだったのかもしれない。只単にそこに慣れてしまって、諦めにも似た虚無感でいつからか何も考えなくなってしまったのだろう。社会に出て最も必要なルールを学校で教わることはなく、そのノウハウを持った一部の人々がそれぞれに夢の城を築いてきた。これぞ「夢城(無情)」である。皮肉なものでこの一部の人々にも罪などはないし、ここを指摘したところで起こる衝突は当然ながら無意味でしかない。どこかで起こる戦争のしくみと似ているのかもしれない。自分も含め皆が欲求に人生を左右され、何かにハマり、何かに依存し、偏り、憤り、笑い、泣きながら生きている。何が正しいのかはこの宇宙を考えてしまえば全く分からないし、どんな考えでもまず用語の定義を確認することからはじまってしまう。正しいとは何か、検索で出てきたことが正しいのか、人に聞いたことが正しいのか、本に書いてあることが正しいのか、俺にも分からない。けれども自ら正しいとはコレだと考えることに意味があり、そこで間違うことも重要な経験となる。これだけスマートフォンやタブレットで見えない波動が飛び交う中でさえ、伝わらないものは伝わらない。1年後、3年後、5年後、自分のありたい姿を想像できなければ、そこへ一歩も近づくことはない。それはこの社会や世界に望むことも同じだろう。エネルギー、食、農、商、医療、薬、動物、環境、暦、人、教育、生と死、世の中に矛盾や依存は尽きない。

けれども情熱は決して消えない。
肉体ではない精神で魂で感じたその情熱は絶対に消えない。
それこそが今、その足を、その背中を、その心を支えているものの正体なのだから。
by hisomi-tnp | 2013-11-26 10:03 | 時の声(war cry)
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