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核の核

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曲がアップされました。
聴いて下さい。
http://kakumakushaka.com/bonus/Muchi_No_Chi_6MC_Revamp.html

六ヶ所村の事を知ってからどれくらい経っただろう。賛成、反対、様々な声が飛び交う中、
興味深いニュースをパートナーが教えてくれた。
『人は時給608円で生きられるか?』という「最低賃金生活体験」の実験が青森県の県労連の職員4人によって行われたという。
05年度の都道府県別の最低賃金は東京が714円、神奈川が712円という中、青森は岩手、秋田、沖縄を含む7県と並んで608円。これで22日間(1日8時間)の勤務で算出した手取りはなんと1カ月94227円。ここから青森市の標準生計費を基に出した住居費21820円を引く。(しかし実際21820円で住めるところってどんなところだろう)これで残りは72407円、その中から食費も引かれる、食事は冷や麦やカップ麺、コーヒーや水で空腹をごまかしながら過ごす。携帯電話代や、ガソリン代もここから引かれていくのだから、どこかのお偉いさんを接待したり、29日だから今日は焼肉!といった余裕なんてものは微塵も無い。皆尽くギブアップしていく。
この結果、県労連は「最低賃金では、最低限の生活すら送ることはできない」と最低最賃の引き上げを求めているとか。
で、俺が言いたいのは頭ごなしに『反原発』を掲げていく気にはどうもなれないなぁと。
だからといって肯定するつもりなどは全く無い。ただ重要なこと程、より個人的な心情や事情が絡んでくるだろうから、我々が原発で働く人々を一概に責めるのはどうかと・・・。 問題とするならば、そういった低賃金の状況下にある人々が住む青森という場所を選択した理由や、全国における賃金格差の現状も視野に入れていかねばならないと思う。
例えば、人減らしをするほど企業減税される産業再生法の制定が延長されたことにより企業のリストラは増え、必然的にフリーター、派遣社員なども増加していく。またこれにより企業側に雇用の選択権の割合が増えれば、労働者の雇用は不安定になる。
結果、日本の雇用は実に無責任なものへと肥大していく。
企業が自由に儲けるということは労働者保護が頼り無いものへと変わってしまう恐れを含んでいるわけで、肉体的、精神的な健康被害の他、過労死の危険性も見え隠れすることになり、そのバランスがいかに大切なことかを痛感する。また一方ではこれにより、ニートなどの勤務意欲の全く無い人を生み出し易い環境を育ててしまっているのかもしれない。
勿論同時に挙げられる問題として、既に形成されてしまった自我を持った人々の意識改革も必要とされ、複雑に連鎖してしまった現実にぶち当たることは避けられない。
いずれにせよ、こういった渦中の人々に各々事情があるのは、身内で考えてみたら容易に想像できることだ。
現実を見ろ現実を見ろと騒がれる中、多くの人々はいち早く「安全」や「自由」を得る為にはそれなりの時間的、金銭的余裕が必要であるという「もうひとつの現実」を実感させられ、覇気を失ってしまったのでは無いだろうか。

現在、俺自身が再処理工場停止に向ける気持ちは変わらない。

しかし地球の人の数だけある「現実」という枝を伸ばす大木の「根」に、俺達は少しでも近付かなければならない。

「核の核」 に。


そろそろ梅雨明けるかなぁ・・・?
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by hisomi-tnp | 2006-06-29 17:12 | Save Our...
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