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hisomi a la mode

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昼下がり、

広くなった道は平たく伸びた漆黒の装いに無言で佇んでいる。かつてそこに無数の動物達の足跡があったことをまるで感じさせない。南西の桑畑も今ではすっかりその影を失ってしまった、そこにいた蛙や蜻蛉は今どこへ...。身の回りのモノ全てが簡略化され便利で使いやすく形を変えていく、多くの人々は目の前に置かれたその物体について何からできているのか疑問にさえ感じない、我々日本人にとっては当たり前であるスーパーに置かれ丁寧に切り分けられた肉達を見て遊牧民達は云う、『何の肉だか、何処の肉だか分からないモノはタベラレナイ』と、これを聴いてハッとさせられる方はいるだろうか、確かにおっしゃるとおりなのだ、私達は完全に目の前に表示される『安心』を恐ろしくもあっさりと受け入れているのだ。
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私自身過去にとある食品を扱う仕事に携わっていたが、驚かされたことは山程にあった、それはまた別の機会にお話するとして、様々な要素が絡み合って私の中で、一つの『実感』が生まれていることに間違いは無かった。大袈裟に思われるだろうが、仮にたった今社会が機能しなくなったとしたら、生産者と消費者、ひいては雇用形態などに革命ともいえる逆転が起こりえないだろうか、簡単にできる事こそ複雑な中身があるのかもしれない、だとすれば我々が今後必要な事は進化の過程をもう一度考えることにあり、それが『脳』の退化を避ける為の唯一の手段であると私は考える。...つづく
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by hisomi-tnp | 2004-06-08 14:32 | 繁栄のムコウ
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