ブログトップ

hisomi a la mode

hisomi.exblog.jp

アンテナとカルマ

今から4年ほど前になるだろうか、とある書店でふと目に飛び込んできた一冊の本があった。
ブレーズ・パスカルというフランス生まれの男の本だ。
天才と呼ばれた彼の言葉にこんなものがある。

「人間は考える葦である」

つまり人間は最も弱く小さな生き物であるが、「考える」ということが、
どうやら強さと偉大さを生み出すのだろうという言葉である。
威勢を張っている人間が、電車で無理矢理席に入り込んでくるならず者が、
群れに紛れることで気持ちばかりがでかくなった者が、
裸でサバンナに投げ込まれたならば、いったいどうなるだろう。
僕らはいったい何を目的として産まれてきたのか。
そこに底は無く、てっぺんも無い。
しかしそれでも僕らは笑い、泣き、怒り、また笑い、毎日を過ごしている。

昨晩のこと、思い出したように「パスカル」を手に取りパラパラとそのページをめくっていると、
彼の父であるエチエンヌ・パスカルが我が子に厳しく言って聞かせた言葉に、青い線が引かれていた。
勿論、中古の本であるから僕自身が引いたものでは無いことはすぐに分かっていたが、驚いたのは
その青い線の引かれた部分の内容であった。

「明確な事柄にはしっかりと対応し、明確で無い事柄には肯定も否定もしてはいけない.....」

といった感じ。

4年前、僕がこの言葉に気を一つ止めずに読んでいたのは残念ながら確かだった。
そして、この文面に目が止まったのは皮肉なことに、その後この考え方を身を持って体験し、
4年程月日が流れた昨晩のこと。

聴き馴れてはいるものの、「虫の知らせ」や「風の便り」といった不思議な言葉が今も残るこの国で、
何やら因縁めいた力と、そこに気付くか気付かないかの自身のアンテナを感じずにはいられない夜だった。
いつどこに、どんな形で現れるか予想もつかないヒントやチャンス、そして警告に、
僕らはもっと敏感になっていかなければいけない気がする。

「なんとなく」
[PR]
by hisomi-tnp | 2007-01-24 15:08 | 繁栄のムコウ
<< 想像できない輩の創造(Rー100) 無知の知から考える >>