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想像できない輩の創造(Rー100)

「漢はまず想像で(剣を)抜け」

かの有名な思想家ヒソーの言葉である。ウソ。

近頃、流行りのゲームや映像にハイテクノロジーを駆使した鉄の塊。
これらは「電気」という魔法をかけた時のみ、その威力を発揮する。
この様な五感に直結するイメージの代替化は、作られたイメージと自身のイメージとの錯覚さえ産みかねない。
巷を賑わすニュースは年々悪化しているのにも関わらず、
断続的な印象がかえってそれに対する意識を緩和させてしまっているようだ。

俺達が危惧しなければならないのは、その進化の先にある俺達自身の
退化だ。

上手く泳いで前進しているつもりでも、やがては流れるプールにその運動を補助してもらい、結果的に目的地へのより早い到達を望むことで、
激流となったプールから抜けだせなくなってしまっていないだろうか。

砂漠でオアシスを見つけて、
直ぐに飛び込むのか、一呼吸おくのかは各々の自由かもしれない。
しかしどちらを選んだとしても、自分の判断を悔いず、文句も極力慎みたいものである。

自分で選んだ道にある障害を悔い改める。
それはまさに「反省」であり「成長」である。

何か目標を立て、そこに向かう上で大切なのは、
その過程を「想像」することであり、まさに「創造」の為の「想像」は現代人にとって、いや人間にとって最も必要な能力ではないだろうか。

より利便性を追求し、簡略化されてきた生活、しかし一方でそれは大切な根元を失いつつあることを象徴している。

今感じた喜び、今感じた悲しみ、今感じた怒り、

しかしそれらの「感覚を受け入れる器」、或いは「表現できる」ということはいったい何によって成立していることなのか、その全ての源に気付く時かもしれない。

至極、人間は弱い。

故、まずは一礼。


潜 合掌
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by hisomi-tnp | 2007-01-29 14:20 | 繁栄のムコウ
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