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hisomi a la mode

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ネットワークエラー考

「目に青葉 山ホトトギス 初鰹」

そんな季節ですね。
いつだって旬の食べ物は美味しいものです。無闇に季節に逆行した食事をすれば、体がバランスを崩すのは当然なのかもしれないと思う五月、暑かったり寒かったり、雨だったり晴れたり、コロコロと変わる気候に心が付いていけずに不安定になりがちなものです。
そんな時こそ何か習慣付けた行動をしたいですね。毎朝ラジオ体操とか、寝る前の読書とか。。。
ネットサーフィンなんかも。。。あ、これは止めておきましょう。
あまりにもいらない情報が多過ぎますからね。

そんなわけで、今回はそんなネットと人のお話。
街の至る所で見られるインターネットカフェ、梱包に抱合せられたQRコード、
「詳しくはウェブで」などといった文句、老若男女が持つようになった携帯電話、
そんな中、ブログやソーシャルネットワーキングサイト等は日頃の出来事や思いを打ちまけるのには実に手軽な手段であるといえるようです。
反面それは時に人を傷付けたりもするということを意識しなければなりません。
しかしながら現状では書く側の個人のモラルに委ねられることになります。
文字で表記されるだけの言葉が、どれだけ読む側の想像によって形成されているかを
考える必要があるのではないでしょうか。
なぜなら人が人と話す時、その距離や空気、呼吸、間、目線、表情といったものから
あらゆる感覚を働かせ、多くの情報を無意識にキャッチしていますが、
それを例えばメールのように筆圧も歪さも無く、ある程度決められたフォントやテンプレートで直接的に綺麗に書き込むことができるそれらは、あまりにも一方的な出力であって、見る者を選ぶのでは無く、見る側が選ぶという一見自由そうに見えても、視点を変えればそれらは無責任ともとれる危険性を持っているからです。
一般的に馴染みの深いテレビもまた同じことが言えますが、ネット上の情報量の多さとは比べ物にならないでしょう。
秩序の保たれないこの混沌とした空間は現代人の心の在り処を象徴しているようにも思えます。

僕自身、過去に疑心暗鬼になって寂しさ、怒り、それらを訴える言葉を吐き列ねましたが、
自分の中では一時的に吐いたものであっても、それが多くの誤解や憶測、噂を招き入れるきっかけとなるものです。
そんな時、周りはまるで鏡張りのようなものなんだと後になって気付きました。
「人の振り見て我が振り直せ」とは言ったものですね。複雑です。
勿論、そんな綺麗事が通じないくらいに考えられない傷を付けられることだってありますから、一概には言えませんが、個人的には自分の行いは時を経て必ず自分に、相手の行いも形を変えその相手にいずれは返ってくるものなのだと思って自らの戒めとした方が、極端な落ち込みを遠ざけてくれるように思います。

何でもそうですが自由な環境であるからこそ、自分への厳しさと他人様への優しさが大事なんだと思います。
逆を言えば、「自分に甘く他人に厳しく」が主流になった時、そこにはもう「自由」なんて無いのかもしれませんね。

今日は雨、「人にやさしく」

明日は晴れるかな。。。


by hisomi-tnp | 2007-05-17 13:30 | 時の声(war cry)
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