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hisomi a la mode

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無礼者に会って礼を知る

その昔、自主でCDを制作しはじめた頃だから1999年頃だっただろうか。
古くからの友人の誘いで、とあるイベントでライブをすることになった。
当時、桐生を中心に太田、伊勢崎、前橋、高崎と県内で経験値を稼いでいた真っ只中で、
聞いたことも無い面子による聞いたこともないイベントだった。
或日、仲間を二人連れて打ち合わせがあるという太田のとあるバーの二階へ行った。
中に入った瞬間に、なんともいえない緊張感が走っていた。なんだろう。。。
友人が彼がお話していたヒソミ君です。と紹介すると、徐にイベントの主催である男が、
挨拶をしてきた。

「おう。ヒソミ、よろしく。」

なんとも馴れ馴れしく、言ってしまえば感じの悪い男であった。
そして、その後イベントの主旨を熱く語りつつ、それはそれはビッグマウス炸裂な状況に、
吐き気を覚えていると、主催の男が、こう言ってきた。

「お前らは、(俺達3人のこと)俺がギャラを払ってやってもらうんだから、
金が発生する以上、俺はプロとしてお前らを使うんだから、盛り上げてくれないと困るぜ」

「このイベントで盛り上げられなければお前らはプロになんてなれない」

「なれたとしても、俺が潰す。」

???????

もの凄い勢いで頭の中がハテナで溢れるのがわかった。
もちろん、そんな発言を友人さえ驚いてバツが悪そうにこちらを見ていたし、
急遽お願いした二人の仲間も「なんで?」「え?なに?なに言っちゃってんの?」という状態だった。

訳の分からないまま当日を迎えることになり、太田のとある工場跡地で行われたその
イベントは、500人を超える大イベントとなって大いに盛り上がった。
俺達もこの上無いと思える程にその場を盛り上げた。
その証拠に当日、主催の男は、

「本当にありがとう!!いやぁマジで盛り上がった!!バッチリだ!!」

と言っていた。

し、  か、  し、

その後、男からの連絡はピタリと途絶えた。
恐るべしギャラの未払い。

やっと連絡が取れて追求すると、

「いやぁ、マジでありがとう、ホント感謝してるよ」

なんとなく話題を逸らす口調に、

「感謝はいいですけど、ギャラは?」

「あ、ギャ、ギャラはさぁ、思ったより赤字でさぁ、
酒屋に払ったらもう無くてさぁ、、、、」

「あなたはギャラを払うと言ってあれだけ俺達に言いたい放題言ったんですよ、
それを酒屋に払ったからなんてのはどうでもいいんですよ。」

「・・・・ごめん、ホントに無いんだよ。」

有るとか無いとかじゃなくて、デカいことを言った以上支払おうという姿勢が
欲しかった。もう呆れてその後の会話は聞こえなかった。

最近はこんな無責任なオーガナイズをする人は殆ど居なくなったし、
現在はそいつらの名前も聞かなくなったものの、継続というレールから外れて行ったという観点から言えば、逆になんとなく残念にも思えた。

そんな昔々のお話。
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by hisomi-tnp | 2009-04-23 10:27 | 時の声(war cry)
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