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両忘と中庸

禅に「両忘」(りょうぼう)という言葉がある。
ざっくり言えば白や黒、善と悪、好き嫌い、日頃比べてどちらかを選ぶ傾向にある我々に「どっちでもいいんじゃない?」と言う曖昧さを認識して、どちらも忘れてしまうくらいの気持ちも大切ではないのかという感じ。比べてしまうのは教育の弊害もあるとして、だからといってかけっこで皆横一線でゴールというのもどうかと思うわけですが...。世の中は陰陽絡まり合って出来ていると思っている方ではありますが、全てが陰であり陽であり中庸でもあるようにも思っています。また偏った見方や考え方が生じる時は不思議と対極の感情も宿っていたりいなかったり。複雑というか単純というか、人間ってのは本当に面白くて興味深いものです。
by hisomi-tnp | 2012-06-14 10:36 | 禅語にみる
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