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放り投げる心と置く心

物や事、人、そして気持ちの上でも「放り投げる」時の心と「置く」時の心とでは、とても大きな違いがある。とても大切な違い、それは「心持ち」の違い。「放り投げる」方はあらゆる点で焦りを感じたりすれば心拍数も上がり、それ以上に早口になるから呂律も回らなくなり、うまく伝えられずさらに悪循環で心を傷つけることになる。さらには限りある許容量から溢れ出した物事には、自ずと優先順位が付けられることになる。ことこれが対人ともなると、差別的で排他的な流れを生じかねない。一方「置く」は自分の意思によって物事が置かれるまで途絶えない。頑固とも言えるが自分から離れたものの行き先までの責任が明確である。ともあれ前者の焦る心を回避するには「抱え込みすぎない」ことが大切であるし、キャパシティを超えた状態はそれだけ臓腑に負担を掛け続けることにもなる。ピンチにもチャンスにもタイミングがあるように、シンプルに考えてしまえば、その時自分がどんなコンディションでいられるかが、それらを分けていくだけなのだ。そういう時はつまり心と体のタイミングも必ず合っている。いつも忙しい日本人に必要なものは、きっと心と体を分断しないための時間を如何にして得ていくかなのかもしれない。そしてそれは別にヨガや瞑想、坐禅にハマれと言いたいわけではないし、自分一人の時間に「何かをする」のではなくて、「何もしない」(内観する)時間を作ってあげることなんだと思う。

私やあなたが私やあなたの意思で置く心。
by hisomi-tnp | 2013-10-02 14:02 | 時の声(war cry)
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