今から7ヶ月程前に健康診断で肝臓の異常を告げられた私は
同時期に京都であらゆる物に触れ、精進料理を戴き、
帰宅後、パートナーの助けにより食事を白米から玄米に変えた。
全体的にも野菜が中心の食事だ。
砂糖も殆ど摂取しない、塩や味噌、醤油やみりん
ありとあらゆるものが安全と思われる物へと変わっていった。
そんな私に変化が現れたのは半年程経ったある日だった。
始めた時から約8キロの減量に成功した。
しかしこれといって食事をとらないわけでもない、
朝は少量の糖分のある食事をとり、
昼はしっかり食べて、夜は消化の良いものをとる。
タンパク質は専ら豆から戴く。
何が言いたいわけでもない。
お薦めすることでもない、ただ私はこの食生活で、
確実に自分の身体に起こった変化を実感したのだ。
ありとあらゆるレストランやファーストフード店が濫立するこの日本という
特異な国で、忘れられつつある「食」の重要性を今一度見つめ直して頂きたい。
我が子になんだか分からないものを与えられますか?
人間が自らの身体を作る最も簡単で最も身近な「食事」
10秒でチャージしている場合ではない。
あえて問題とするならば、食事をとる時間が無いという現代の社会そのものであろう。
ありとあらゆる事柄の中心に「食事」という人間にとって欠かす事の出来ないものを置き、そこから事を進めて行けば、もしかしたら日本は素晴らしい国になるのかもしれない。
これはきっと間違いなく全てに通ずる突破口になる。
人間の身体も心も食事一つで変わるのだから。
道に迷ったら身体に旨い飯を喰らえ。