挨拶を待つのが当然みたいな大人にはなりたくないものだ。
人にあと3分で地球が危ないからとお願いをする。
するとある者はそんなのは聞いてないから、
言っていないあなたが悪いでしょ?
と、そそくさと元々居た話し相手に会釈しながら「場所を変えましょう」と席を外す。
それでも訴えるとこう言い放った。
「あと5分待ってね」
人にあと3分で地球が危ないからとお願いをする。
するとある者は「いくら出せるの?」という。
人にあと3分で地球が危ないからとお願いをする。
するとある者は「相談してみます」という。
あと1分を切った時にまたお願いに伺う。
すると先程と同じトーンでこう言う。
「相談してみます」
人にあと3分で地球が危ないからとお願いをする。
するとある者は
「それ、言って回ってるの?じゃあ僕の荷物もついでに売って回ってよ」
という。
そして3分が経つ。
人を変えるには人に会わなければいけない。
人にわかってもらうには人と会話しなければいけない。
だからこれからも僕らは声を出していかなければいけない。
わからない人にはきっとわからない。
でもわかる人は必ずいる。
兎角に 人の世は 住みにくい。
小山の大将が多過ぎて困る。
だから文化も心も表側だけで薄っぺらになっちまうんだ。
といったところだろうか。。。
潜